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映画『カラバッジョ 天才画家の光と影』を観て

 地元の映画館で、カラバッジョの映画をやっていると、ホームページで確認したので、観に行った。観終わって、パンフレットを買おうとすると、無い、と言われた。理由は古い映画だからだそうで、ホームページをよく読んでみると、半年近く前に他のシアターでは上映されており、唖然とした。さすが田舎のオンボロ映画館と思ったが、まず焦ったのは、blogを書く資料が無いという事だった。従って、キーワードだけ昨日中にメモをしておいた。それを元にして感想を綴ってみる。

 まず、ヨーロッパシネマだけあって、無駄がない。そして、映画の中で、『ミケーレ』と呼ばれている『カラバッジョ』とは、あの有名な、ミケランジェロの事である。最初はローマでホームレス同然の生活をしているのだが、画材道具と剣だけは手放さない。やがて、ミケランジェロの絵が、画商の目にとまるのだが、二束三文で買いたたかれる。しかし、その余りのリアリティに、バチカンで宗教画を描く様になるまで、出世する。聖母の絵を描くのに娼婦をモデルにしている事が問題となるが、他の追随を許さぬ絵描きとしての実力に、みんな圧倒されてしまう。しかし、ミケランジェロが決闘でごろつきを殺してしまってから、運命は変わりだし、バチカンにいられなくなってしまう、という様なストーリーだ。

 この映画は400年以上前の時代背景の映画だが、まず、優れた芸術家は皆そうなのだろうが、ミケランジェロの気性の荒さに驚かされる。また、伏線としては、湖畔で野垂れ死んでいる死体をじっと眺め続ける、ミケランジェロの特異な行動もエンディングに繋がる。

 映画批評とは異なるが、私がローマに行った時に、バチカンまで行けばよかった、と悔やまれるぐらいの映画である。

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