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映画『ドン・ジョバンニ』を観て

 映画館に行って、二作観ようか一作にしようか迷った。結果一作だけ観ようかという事になり、『ドン・ジョバンニ』を観る事にした。私の腹具合も思わしくなかったし、その後で、買い物に行く事になっていたからだ。

 映画の『ドン・ジョバンニ』は、『天才劇作家とモーツアルトの出会い』という副題が付いていたので、期待して観に行ったが、今ひとつであった。あくまでも、天才なのはモーツアルトであって、『ドン・ジョバンニ』のシナリオをを手がけた、ダ・ポンテは凡人である。

 この映画は、天才劇作家として、ダ・ポンテを観ない方がいい。ドン・ジョバンニがいかにして出来たのかを知りたい方にはおすすめであるが、そうでない人には退屈なだけであろう。いかにも、ハリウッド映画の様に、わかりやすくは出来てはいない。あくまでも、ヨーロッパシネマなのだ。自分で感じろ、というところだ。

 私は昔、『アマデウス』という映画を観て、モーツアルトが、『ドン・ジョバンニ』たる父親の亡霊と闘っているところに気を寄せ、その公演を全て観た、サリエリによって、殺されたのだろうという印象が拭いきれなかったが、この映画の『ドン・ジョバンニ』は脚本家主体で、全く異なる印象を受けた。最初こそ歯切れが悪かったものの、最後には、こういう筋書きがあったのかと、納得を強いられた。圧巻は、当然、『ドン・ジョバンニ』のラストシーンである。迫力に満ち、観る物を圧倒した。けれども、無理してまで観に行く作品ではない。

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