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ハコちゃん

 多分生涯で二度と会う事はないだろうけれど、仲良くしていた友人の話を書く。もう、十五年会ってない。大学一年の時のクラ友で、ハコちゃんという友達がいた。一年の時に、ハコちゃんは、髪を伸ばしていたので近付きにくかったのだが、話してみるとやさしい。私が、「朝、駅まで行くのに、原チャリのレースにならないか?そして自分は、原チャリを馬に見立てて、別の原チャリを直線で差したら(抜いたら)、ヘルメットの中で、メジロライアン差しきった!鞍上横山、渾身のガッツポーズ」などと独りで言うんだ、と話したら、ハコちゃんは大爆笑して、「競馬の事はよく解らないけれど、ヘルメットかぶって原チャリに乗ったら、歌を歌わないか?」と言うので、今度は私が大爆笑しながら、「ある、ある」と言って仲良くなった。

 私は機械科で、彼は物理科だったので、二年以降は余り接点はなかったのだが、会う度に何か話をしていた。そして、大学院の面接の日、控え室に行くと、何故かハコちゃんがいた。「ハコちゃんどうしたんだい?」と聞くと、「物理科に限界を感じて転科する事にしたんだ」と話していた。待ち時間に色々と話した。大学院の面接で落とされる奴なぞいないから、気楽に話していた。

 私は途中で院を辞めてしまったが、ハコちゃんは修士号を取った。ハコちゃんが卒業旅行に行くのに、友人がザックを持ってないから、私のザックを貸してくれないか?と言うので、快諾した。モロッコかどっかに行ったらしい。貸りに来る時と、返しに来る時に、私の部屋で飲んだ。お土産にシェリーというお酒をもらった。私がお酒を好きなのを知っているにしても、重たい土産である。その場で開けて、二人で飲んだが、うまかった。また、ハコちゃんのご両親の実家は、佐賀らしく、佐賀ではみんな、鍋島様と言って、鍋島公のことを尊敬しているのだそうである。NTTに就職したが、今では、きっと、いいパパをやっている事だろう。

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