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じいちゃんに捧ぐ

 私の母方の祖父は、瀬戸内海でミカン農家をしていた。私がガキの頃より、毎年、ミカンを送ってくれていた。そんな中でも、美味しいミカンの木と、そうでない物があったらしい。我々親族には、美味しいミカンの木で育ったんだけれど、出荷できない傷物などを送ってくれていた。私の母は、ミカンに育ててもらったと、今でも言う。

 そんな母方のじいちゃんが寝たきりになって一年が経つ。当初、寝たきりは辛いよな、などと母と話していたが、病院が代わって、精密検査をしたところ、大腸にがん性の腫瘍と大動脈瘤が現れたらしい。89歳だし仕方がないかな、と感じた面が大きい。無念だ。

 25年くらい前、山火事が起こった。村中の人が消火活動にあたったらしい。村中の女性達は、支援物資として、おにぎりをこさえたらしい。しかし、最前線にいるじいちゃんには届かなかったとの事。途中でみんなが食べてしまうからだ。その後、狸が里の方に出てきたらしいが、村のみんなは捕まえては、剥製にする時代がやってきたそうだ。じいちゃんの家にはなかったが、動物愛護団体から、クレームが付きそうな話でもある。しかし、狸に畑を荒らされては、食っていけないのである。

 母方の祖父は、現在も入院している。広島にいる、母の弟のおじさんが、よく面倒を見てくれてこれまでやって来れた。母も遺産相続の際には黙ってハンコを押すと言っていた。

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