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仕事のきびしさ

 数年前に、どこの美術館だったかは忘れたが、朝のニュースで『ゴッホ展』なるものをやっていると聞き、母がそれを見て、連れて行って欲しいと私に頼んできた。当時は親父も生きていたので、「夫婦で行ってくれば?」と言ったのだが、段々、私も観たくなってきた。それで、ナビに従い、皇居周辺の駐車場に駐め、母と二人で美術館へと向かった。

 私はいつも、ネットで、東京の美術館情報を見ているのだが、ほとんど上野の国立博物館のものしか観ない。前に興福寺の『阿修羅展』を観に行った時は、異常に混んでおり、母に、スリだけには注意しなよ、と言って、私はさっさと観てしまい、展覧室を出て、さっさとベンチに座り、のんびりしていた。きっと団塊の世代が、目玉の展覧会には大挙して押し寄せる事になったのだろう。昔はもっとすいていた。大した審美眼を持たぬ奴らが、阿修羅像を褒めちぎる事なぞには、嫌気が指す。阿修羅像など大したものではない。

 話を戻すと、ゴッホ展に行った際に、TVの効果か解らないが、行列が出来ていた。中身は大したことはなかった。帰りに、神保町によると、私はある大きな本屋で、「道教の本、もしくは、お経をおいていないですか」と、ある店員に聞いた。すると、彼は右往左往して、一向に埒が明かなかった。しびれを切らした上司が、その人の事をボロクソに言い出した。判らない店員は悔しそうに聞いていた。私が、「もういいですから」と言って、車に戻る最中、母に、「客の前で叱らなくてもいいのにな」と言ったら、「馬鹿ね、ああやって一人前にさせようとしているんじゃない」と返してきた。確かに、自分が勤めている本屋のどこに何があるかも判らないのでは、どうしようもない。

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