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無敵の肝臓

 無敵の肝臓を持つ私でさえ、歳と共に、お酒とのつきあい方が変わった。大学生の時に行った血液検査では、二日酔いで血を採られたが、γ-GTPが正常値だったので、医者が悔しがったことがある。その頃は、三日でボトル二本のウイスキーやブランデーを開けていた。休肝日などあろうはずがない。卒業論文の〆切りが近くなり、研究室で寝泊まりしていた時も、近所のコンビニでビールを仕入れ、晩酌してから寝ていた。先輩に、「なんなんだお前は。さすがだな」と言われたりしていた。さすがに、指導教授の授業の、T.A.(ティーチング・アシスタント)をやっていた頃に、毎週、自宅で、百人近くの演習問題を添削する時には飲まなかった。雀の涙程とはいえ、お金をもらっていたからだ。

 若かりし頃はいくらでも飲めたが、それで時間を無駄にすることもあった。『まあ、無駄なことをするのも大切だろう』位に適当に考えていた。しかし、二十代の後半になると、ウイスキーなどの、きついお酒が飲めなくなってきた。私はいつもロックで飲んでいたのだが、何か、まずく感じる様になった。その結果、γ-GTPの値が、初めて基準値を超える様になった。私は、飲み方を変えることにした。量を減らし、焼酎を炭酸水で割って飲む様になった。結局、酒飲みが、最終的に行き着く酒は『焼酎』なのだと悟った。

 こんな私だが、三ヶ月ぐらいなら、禁酒したこともある。その時は、別に、お酒が飲みたくて仕方がないという状態にはならなかった。自然にウーロン茶で過ごしていた。しかし、友達などと集まると、どうしても飲んでしまう。自分だけしらふなのが申し訳ないからだ。なんか、場が冷めてしまうのを防ぐために飲む。そして、再び飲み出してしまう。まあ、禁煙ほど禁酒は辛くないことが判った。それだけでも、禁酒した価値があったというものだ。

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