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植物は何故育つのか

 いつも電話をくれる友人とは、最近は、携帯のショートメールで会話をしている。昨晩の会話の抜粋。

友人:「植物は何故育つのか、考えてみたらおもしろい」

 私:「植物は子孫を残すのに、風まかせせなところがいいね。欲がない。自然だ。だから人は緑に癒されるのかも知れない。それでいて根を張っている。また、植物が何故育つのか。太陽の季節に枝や葉を伸ばし、冬には根っこを伸ばして、次の春を待つからだよ。そして、大木になる。人間も同じだな」

友人:「その通りで思考なんてものは大勢にはあまり影響しないということかな」

 私:「思考を無くしてしまったら、人間の尊厳にかかわってしまうのではないか」

友人:「謙虚でいましょうということかな。尊厳も所詮人間が作り出したものだし。そんなものには価値はない」

 私:「謙虚でいることは、とても大切なことだよね。何に対しても。そうでなきゃ生きる資格がない。でも人間だけが自殺の権利を持つことをどう思う?」

友人:「権利ではない。それは勘違い」

 私:「俺は生き延びるつもりだ。けれど、いろんな矛盾を生き物として感じるな」

友人:「矛盾がなければ自然界は成り立たない。ところでバトンの話はしたっけ」

 私:「バトンの話は多分忘れてる。でも、自分で許せる矛盾とそうでないものがあるよな。よかったらバトンの話をもう一度聞かせてくれ」

友人:「親が渡してくれたバトンは大切に次の世代に渡さないとな。お前はすばらしいバトンをもらってると思うから」

 私:「ありがとう。でも、俺は、人類はあと千年もたないと考える。性についても色々考える中、親からのバトンは俺で終わりにしてもいいという覚悟だ」

友人:「ずいぶんと無責任だな」

 私:「無責任な訳じゃない。人間というものに幻滅しているだけだ。表と裏が違いすぎる。最近の自分に感じていることだけどな」

友人:「何百人もの努力の集大成なのに」

 私:「今、生きている、人間の誰もが何百人もの集大成だ。けれど、今の文化、これからの文化にも絶望している。どうしたらいいんだろうな?」

友人:「役割が全うできなければバトンが落ちるだけのことだ」

  改めて読んでみると、私は相当な悲観主義者なのだと感じる。しかし、それは、私が現在、『冬』の時季にいるからで、根を伸ばしている時季だからかも知れない。人の世は、きっと、まだまだ捨てたものではないのだろうと観じる面というか、心のパワーが出てきた。相手をしてくれた友人に感謝するとともに、適確なアドバイスをくれたことが非常にありがたい。自分の考え方を完全否定はしないが、ずいぶんいびつな考え方をしている面が否めない。私の中には、俗世間を離れ、仙人みたいになりたいという願望もある。そこが私を中途半端にさせているのだろう。現実を受け入れ、それを直視しても、たとえ傷つこうがそれを跳ね返す様な強さが欲しいと考える気になってきた。友人よ、ありがとう。

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