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亡き親父が夢枕に立つ

 先ほどまで寝ていたのだが、親父が他界してから、初めて親父の夢を見た。そこでは、私は、会社での親父の部下であり、電話が鳴った。「来週までにベアリングを五十個用意して欲しいのだが、できるかね?」と。私は親父に聞いている。すると親父は、「そんなの余裕だと伝えておけ」と応えた。私もそれに従った。

 何が嬉しいって、親父の没後、母は毎日の様に父の夢を見ていたらしいのだが、私は一度も観たことがなかったからだ。

 親父も、管理職に長く就いているうちに、いろんなトラブルがあったらしい。部下のペイペイの奴で、みんなからの嫌われ者だったらしい奴に、「車を運転するんなら、保険には入っておけ」と言ったのに、そいつは入らなかったらしい。案の定、そいつはベンツと事故を起こし、70万支払えと、相手方が会社にも来る様になったそうだ。私の親父は、そいつの素行やチームワークの悪さに、70万で首が切れるなら安いものだと、肩代わりしたらしい。そいつの直属の上司も、半額払います、と言ったらしいが、親父は断ったらしい。ただ、家庭でお袋には謝ったそうだ。お袋も何も言わなかったとのこと。おかげで、現場の士気が上がったとか。私から言わせると、こんな奴は、どんな世界でも生きられない。

 私の親父は、原発の溶接技師だったが、もしも、ひどい地震が来たら、俺は原発に逃げ込むと笑って言っていた。それ程までに、自分の仕事を誇りに思っていたのだろう。原発を巡る、無責任や無知な評論には、父以上に私が腹を立てていた。大学院時代の『原子力特論』の単位は、もちろんAだった。

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