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映画『ハート・ロッカー』を観て

 映画『ハート・ロッカー』は、いわずもがな今年度のアカデミー賞で最優秀映画賞を始め、数多くの賞を受賞した作品である。映画の舞台はイラク。ストーリーは、爆発物処理班の三人のチームが、地雷や自爆テロ用などの、爆弾を処理する流れ。その中で、様々なドラマがある。戦場の臨場感が見事に表現されている。

 爆発物処理班は、他の任務に就く兵士よりも、死亡率が五倍高いらしい。映画のタイトルである『ハート・ロッカー』とは、『行きたくない場所・棺桶』というニュアンスとのこと。主人公達三人のチームのリーダーは勇敢に爆発物を処理する。たしか、のべで873個の爆弾を処理したとか。しかし、この男の精神的にイカれている面が、映画の様々なシーンで読み取れる。映画の冒頭で、『戦争は麻薬だ』というコメントが出てくるが、この男は戦場でしか生きられない男なのである。チームの部下の二人は、精神的に不安定になったり、「こんな地獄には居たくない、何もかもが滅茶苦茶だ」などと、泣きながらリーダーに打ち明けたりもする。

 ところで、この映画程、『SHIT!(クソッ!)』とか『FUCK!(畜生!)』という言葉が頻繁に出てくる映画を僕は観たことがない。仲間が爆死したり、銃撃戦になったり、悲惨な現実を見つめたり、任務が遂行できなかった時などに、口をつく、といった感じだった。昔、アメリカのハリウッドのユースで、日本語ペラペラのスケベ外人、マーティンに、「FUCKって言葉は卑猥な感じがするんだけど、やっぱりそうなの?」と聞いたら、「そういうニュアンスもあるけど、必ずしも、そうとは限らない」と言っていた。この映画を観てて、『なるほどな』と感じた次第。

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