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映画『ゴールデンスランバー』を観て

 『ゴールデンスランバー』というタイトルがBeatlesの楽曲から付けられているとは知らなかった。ジャズとも、ソウルとも、バラードともとれる一曲である。アルバム『ABBEY ROAD』の中の一曲でもあったので、メロディは記憶に残っていたが、肝心の歌詞は訳したことがなかった。訳すつもりなぞないのに、歌詞を観ると、止めどななく切ない。劇中でも、何でポールがこの曲を書いたのかが一つのテーマになる。『昔はよっかったね』と言う様な構成なのだが。

 この映画、訳もなく、主人公の青柳雅春(堺雅人)が、ひたすら逃げ続けるのがいい。首相暗殺犯とされるのだが、その裏が解らないのがまたいい。彼の、生き残ろうとして逃げる姿に何かをなぞらえた。かつて、作家の開高健氏は、アラスカなどに釣りに行く際、シェフを引き連れていったそうだが、ある時に、『もしも明日が地球最後の日だとしても、君はリンゴの苗を植える』と書いたそうだが、人間、これくらい前向きでなければいけない。

 また、この映画には、伏線が様々なところで引かせてある。結局は、主人公の人間性によって助かる…などと書いてしまったが、最後まで、どうなるのか解らない映画であった。どうやってオチを付けるんだろうと考えながら観ていたが、痛快なオチが待っていた。

 また、主人公の親父役の青柳平一(伊東四朗)が、記者団のコメントに対して、完全に息子を信用し、記者団に息子の無実を問いかける姿勢には亡き親父が重なって、感激した。親父も子供を信頼して守ってくれる様な人であったからだ。

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