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友情の塊 その2

 Katsuの店長を見送った後、場は四人になった。それでも盛り上がるから凄い。私が遍路くずれ(地元から京都までは歩いた。しかし四国まではたどり着いてはいない)であることも話題に出たが、私のこれからを、みんな案じてくれた。しかし、私には私なりの持ち味があるらしく、「お前にしかできないことが必ずある」と言って励ましてくれた。私が公認会計士の友人に、「本気で資格取るなら何処の予備校がいいだろう?」などと聞いても、他の友人は、「駄目だ。お前が資格を取っても意味がないし、普通の人間になっちまう。つまり、資格なんぞ取っちまったら、お前の魅力も消えちまう」と言った。人生の一発勝負として司法試験を狙っていた私は、うろたえたが、人を観る目が優れすぎている三人に従うことにした。

 友人の一人が、別の友人に、私に聞きたいことが山ほどある。と言った時に、いつも電話をくれる友人が、「実は、俺が電話するのは、むかついている時か悩んでいる時なんだよな」と話した。そうだったのか!!と驚くと同時に、友人の影のような物に触れた気がした。しかし、これは相乗効果なのである。友人にとっては憂さ晴らしでも、私にとってはありがたい電話なのである。そして、コンピューター会社の社長である友人が言ったことが面白い。「俺も成長しようと必死で努力してきた。お前のことを侮っていた時期もあったけれど、何故か、お前も成長している。気がついたら横にいる感じだ」と述べた。私はこれに対し、「当たり前じゃないか。俺だって必死で努力している…でもな、希望や絶望では涙は出ないけれど、人っていうのは、納得を受け入れた時に激しく泣き、嗚咽するんだよ」と応えた。友人はうなずいていたが、本当の意味で解っているのかは疑問だった。理想主義者が現実を受け止めるという意味では、友人の意見と代わりがないのだが…その後、県民性の話になり、新年会は幕を閉じた。

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