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戦い

 新年会で、いつも電話をくれる友人と、公認会計士の友人とが面白いことを言っていた。それは、「俺たちはもう老後で、失う物がない若い奴との戦いで燃えるんだ」と言っていたことである。ドラクエで言うなら、もう、二人とも竜王を倒してしまているレベルだ。それでもスライム1000匹倒すよりも、竜王みたいな敵と戦う方がいいと言う。闘う男の言葉だなと、感心しながら聞いていた。

 自ら好んで闘っているのか疑問に思ったが、結局、行き着くところは、自分自身と闘っているとしか言えない。『男子たるもの外に出たら最低七人の敵がいる』と言うが、戦い甲斐のない相手なら、敵とは呼べないのである。竜王でなければ駄目なのだ。これが彼らのモチベーションになっているらしい。

 ここで私は、宮本武蔵を例えに挙げた。武蔵は強い敵を求めて自分を磨き、天下無双を目指した男である。彼らのやっていることは、現代版の武蔵そのものじゃないか?と聞いてみた。彼らは「そんなものかも知れないな」と言っていたが、別の友人が、「武蔵は仕官したくて、あそこまでやったんじゃないか?」という変化球を投げてきたので、私は「裏の歴史としては充分あり得るな」と言った。別に彼らを侮辱したつもりはない。この話はここで終わってしまったのだが、渾身の力を込めて敵と戦う彼らの姿勢が、ものすごくしっくりと来た。

 結局の所、彼らは地位も財産も手に入れているのに、それでもまだ、自分自身を鍛え上げているのだ。逆に考えると、そういう人間にしか女神は微笑まないのかも知れない。自分を磨くために、研鑽を怠らない友人達だからこそ、集まり甲斐もあるものだ。

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