« ゆるりといたそうか | トップページ | おめでとう、自分 »

泣いて強くなれ

 卓球の福原愛選手が子供の頃に、負けるたんびに泣いていた記憶がある。何故泣くのかと言えば、悔しいからに決まっている。しかし、これを笑う者は、絶対に勝者にはなれない。どんな世界でも、負けて悔しくて、どうやって勝つかと、汗を流しながら、寝る間も惜しんで、技術の研鑽に努めるのである。そうやって、みんな強くなってゆくのだ。また、負けて泣くということは、それまでの努力が並大抵ではないことも物語っている。スクールウオーズでも、滝沢賢治が、109対0で負けても悔しがらない部員達に、「おまえら悔しくないのか?」と聞いた後に、部員の森田が「悔しいです」と言って、部員全員が泣き始める。その後で、滝沢賢治が涙ながらに、「今日の屈辱を忘れないために、俺はおまえ達を殴る」と言って、部員達に渇を入れたところから、ラグビー部が強くなってゆく。

 また、これはスポーツに限ったことではない。将棋の米永邦夫永世棋聖が弟子を取る時に、「将棋で負けて泣いたことがあるか?」と聞いていた事を、著書で読んだことがある。谷川浩司九段には、少年時代、年の離れたお兄さんとの将棋に負けたら、駒をかんで悔しがったというエピソードもある。また、現在のトッププロでもある佐藤康光永世棋聖は、負けたら布団にくるまって泣いていたという。これを週刊誌の連載でからかった先崎学八段は、A級に二期在位したものの、B2まで陥落した。

 今週、印象に残った言葉としては、千代大海が引退会見で、「土俵に上がるのが怖くなった」と話したことである。正直な発言だが、勝負師が勝負を恐れる様になったら、もう、おしまいである。苦手意識を持つということも、同じ事なのかも知れない。どちらにしろ、のびしろがあるうちに、努力しなければ高みに行けないということだろう。

|

« ゆるりといたそうか | トップページ | おめでとう、自分 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521582/54007077

この記事へのトラックバック一覧です: 泣いて強くなれ:

« ゆるりといたそうか | トップページ | おめでとう、自分 »