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港町・ブリンディシ

 24歳の時、リスボンから入り、ヨーロッパ中を回って、イスタンブールから帰国する予定だった。この際、イタリアとギリシャの間は、どうしても船で渡らなくてはならなかった。ローマ観光を終えた私は、ローマ駅から、イタリア南のブリンディシという町に向かった。途中の景観は、イタリアの中でも見事だった。

 ブリンディシは港町である。相当、栄えた所なんだろうとイメージしていたが、駅を降りたら、たいした建物も無かった。まず手に入れなければいけない乗船券を買おうとしても、駅前の代理店は閉まっていた。がっかりして、ビールを飲んだ。そのついでに、何処で乗船券を買えるのかを、店員に聞いた。港だと言う。

 港まで徒歩十分くらい、いろんな人に聞いて、乗船券をゲットすることができた。夜に出発する便だったので、時間がかなりある。ふと横の方を観ると、アジア系らしい女性が座っている。衣服などから、日本人だと確信したが、私は話しかける気にならなかった。異国の地で日本人と会うと嬉しいものなのだが、自分がどれだけ孤独に耐えられるかを考えていた私は、自分から話しかけなかった。まもなく彼女もどこかへとゆく。

 夜になり、桟橋で待っていても船らしき物は見あたらない。しばらくすると、小型ボートがやってきて、僕を本当の埠頭まで運んでくれた。巨大な埠頭には、大型船が二隻泊まっていたが、チケットを見せて片方の船に乗り込んだ。出航時間になっても、大型トラックを積んでいた。船ではイタリアとギリシャの両方の貨幣が使えたので、ビールを飲んで寝た。

 船旅はのんびりしているけれど、デッキに出ると、海風が心地いい。近くにいた外人さんに、写真を撮ってもらった。

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