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『ゼロの焦点』を観て

 公開初日に映画『ゼロの焦点』を観てきた。原作・松本清張の有名なサスペンスである。とは言っても、私は松本清張氏の本は、それほど読んできていない。印象としては、引き締った文体、尻切れトンボという感じであった。それはさておき、この映画は、金沢で起きる連続殺人事件なのだが、それを、ある刑事が追ってゆき、犯人を捕まえるというようなトリック調のものではない。むしろ物語調の殺人劇である、不思議な作風だ。私は映画を観ていて、おおよそ犯人の目星がついたが、原作の文章だと解りにくいだろうな、とは思った。

 タイトルの『ゼロの焦点』というのもどこから来たのか解らない。清張氏自身も語っておられなかったそうだが、私の個人的解釈としては、焦点がゼロな殺人事件の連続、もしくは手がかりがゼロに等しい連続殺人事件の最終的な焦点、などとタイトルからも考えさせられる。

 この作品のキーとなるのは、『過去を消したい』ということである。これが全ての殺人事件の動機でもある。

 さて、私は余り推理小説は読まないが、一定の基準を設けている。それは、文章を映像化しても穴のないことである。そういう作品の方が、実際、少ないのではないか?今回の作品でも一つ疑問が残るところがあった。鵜原禎子役の広末涼子が何故、最初の遺体が旦那ではないと否定したのかが、解らないのである。これ以上書くとネタばらしになるので、今日の所はこれで失礼。

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