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『SOUL RED 松田優作』を観て

 芝居に取りつかれ、役者活動をしていた友人達と一緒に飲んだことがある。その時、私が尊敬する役者・俳優・女優は?と聞いたら、男子では圧倒的に、松田優作の名前が挙がった。当時の私は、松田優作の名前こそ知ってはいたものの、作品を観たことがなかったので、それ以上の話題にはついてはゆけなかった。みんなが熱く語り合うのを、興味深く聞いているだけであった。役者で、ものになる可能性というのが、限りなく低いことを承知で、それでも夢中になれるみんながうらやましかった。その後、私は松田優作の作品をいくつか購入し、家で観たものの、芝居音痴な私には凄さが解らなかった。そこで映画館に足を運ぶことにした。

 この映画は松田優作の作品全てを通して、海外も含めて現役の俳優達のコメントを交えたドキュメンタリー構成になっている。まず私が驚いたのは、わずか40年の生涯で、相当な数の作品に松田優作が出演している事である。役柄も様々で、圧倒的な存在感とエネルギーを感じた。また、現役の役者達が、ことごとくリスペクトしていることにも驚いたが、映画を観ているうちに、納得がいった。何か松田優作の周りだけ、渾身のものを感じたのである。上手く言えないのだが、他の役者がかすんでしまうのだ。あの若さで何でそこまでの領域に達したのか解らない。相当過酷な過去、もしくは葛藤、不幸があったのだろうか。芝居音痴の私にはそれぐらいしか考えられない。

 久々に松田優作の作品が観たくなった。今晩にでも観てみようかと思う次第である。

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