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映画『なくもんか』を観て

 観た感想としては、いい映画だけれど、哀しすぎる、というものだった。途中、涙が出て、軽く拭った。映画自体は、テンポよく、コミカルに進むのだが、物語はひたすら哀しい。劇場では、笑い声もあったが、その観客達が、どういう神経をしているのか疑問に思った。

 親に捨てられて、離ればなれになった孤児の兄弟二人が、生き延びた後に、どういう人生を送っているかの物語でもある。父親は失踪、母親は事故死する。父親はどこまで行ってもドス黒い奴だ。兄(阿部サダヲ)は商店街のハムカツ屋を営んでおり、八方美人で、何の仕事でも引き受けるお人好し。弟(エイタ)はピンじゃやっていけ無い芸人という設定だ。そこに先代の一人娘(竹内結子)が不倫の末に、不倫の子供を連れて、ハムカツ屋(実家)にやってくる。二人はめでたく結婚で商店街中の人から祝福されるのだが、ここまでは良かった 

 ハムカツ屋の山ちゃん(阿部サダヲ)は いつも笑っているのだが、日曜の夜にどこかに出かけ、月曜には思いっきり元気になる。その秘密をを子供の一人が目撃する。この事変に、山ちゃんは、土下座して謝る。すると子役は「家族旅行に行きたい。沖縄!」と言って、内緒にすることを約束する。八方美人の化けの皮が剥がれたシーンでもある。私は何故、小学生のこの子が許したのかは解らない。、本音を見せたからなのか?

 沖縄旅行では、いろいろなことがあるが、「父さん」「兄ちゃん」と呼び合えることが、普通の家庭に育った私としては、如何にありがたい事か身に染みる。

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