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こんぴらふねふね その3

 友人からのミッションで、天然のホタルを観なければならなくなった私は、琴平の町で聞き込みを開始した。しかし、一向に手がかりがつかめない。日が傾いてきたので、讃岐うどんを食べることにした。かなり美味だったので、実家にもお土産用のやつを宅急便で送った。お金を払ってからすぐに、地図を広げ、場所を聞いてみた。すると、マネージャーらしき人がやってきて、地図に見入り、「多分、ここですよ」と、とある道の駅を指さした。やっと目的地が解った私は、丁寧にお礼を言って、店を後にした。その頃にはもう、外は暗くなっていた。

 車で、高松空港を右手に観ながら、一路南下した。どれぐらい走ったか覚えていないが、教えてもらった道の駅に着いた。車から降りた私は、バイク越しに話している、地元の二人組にホタルの話を聞いてみた。返事は、「多分あそこやろうけれど…」という感じだったが、「正確な情報を知りたいなら、そこの派出所で聞いてみたらええ」と教えてくれた。

 小さい村落なので派出所はすぐに見つかった。覗いてみると誰もいないので、勝手に中に入り、駐在さんを呼び出した。人騒がせなやっちゃな、という雰囲気の中、聞き込みを始めた。すると、近くのダムの奥に、キャンプ場があって、そこのことだろうと教えてくれた。そして、「そんな情報、どっから仕入れたんだ」と呟きながら、「もう、ホタルの季節は終わってしまっとるよ」という残酷な助言に、愕然とした。礼を言って道の駅に戻ると、バイクの二人組は親切に道を教えてくれた。ここまで来たら後は行くだけ、引き下がれなかった。

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