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こんぴらふねふね

 『こんぴらふねふね、おいてに帆掛けて、しゅらしゅしゅしゅ、まわれば・・・、まわりまわって、こんぴららふねふね・・・』というのは座敷詩である。昔のお座敷遊びの時に、椅子取りゲームなどで用いられたようだ。延々と続くからタチが悪いといえば悪い。廻りすぎてしまう。

 僕が琴平(ことひら)の街を訪ねたのは、もう、ずいぶん昔の話である。公営の駐車場に車を停めて、管理人のおっちゃんと話してから金比羅詣でをした。いくら登っても、終わらない階段に嫌気が差した頃、店が開き始めた。すがるような思いで一軒の店に入り、ポカリスウェットを買い、一気飲みした。その店は土産物屋だったが、お金がない私は見物しているだけだった。七福神の木彫りで、たいそう気に入ったのがあったが我慢した。店の人と色々と話しているうちに、温かい町だと解った。もちろん例外もあるが。

 それから延々と階段を登ってゆき、ことあるごとにベンチで一服していた。そこで観察してみると、山の上で働く人(巫女さんなど)はガンガン登ってゆくのである。これにはたまげた。私の三倍のペースで登ってゆくのである。私はのんびりとてっぺんまで行った。おみくじを引いたら『大吉』だったので、喜んでいたら、後日、友人から「あそこには大吉しか無いはずだ」と言われ、ありがたみが薄れた。

 高台から琴平の町を眺めると、少し雲がかすんでいた。          (つづく)

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