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何のために書くのか

 「何のために書くのか解らなくなった」と呟く友人に、私は、「解らないのが当たり前なんじゃないか」と言った。続けて、「何のために書くのか、ってことを真剣に考え詰めると、禅問答みたいになってしまうよ」と語り、「みんなもっと気楽に考えて書いているんじゃないかな」と、あえて笑って言った。まもなく僕は電車を降りることとなり、別れたのだが、彼の悩みは深刻だな、とぼんやり考えた。

 以前、別の知り合いと同じような話をしたとき、そいつは「誰かに伝えたいことがあるから俺は書いている」と言っていた。稲垣足穂のファンだと言っていたが、そいつの作品のの出来映えについてはどうでもいい。ただ、『伝えたい』というだけでは、私だったら迷う。それはただの手紙に過ぎないからだ。

 私の場合はどうなのかと、考え込んでしまうが、このblogを何のために書いているのかなど解らない。伝えたいことがある場合もあるし、悩んでいることを書き下すこともあるし、気になることを書いたりもする。結局は書きたいことを書いているだけであって、単なる自己満足に過ぎない。もちろん読んで下さる方々が楽しんで下さるのであれば、嬉しいに決まっている。そう考えると、読み手の立場も意識する様になる。

 結局、blogにしろ小説にしろ、私の場合は創造力の炎が燃えたぎるときに、文章という媒体を経て、胸の中の物を発散させる。そういうときには、いい作品が書けることが多い。私が文章を書く理由の主軸は、たぎる創造力を発散させるためである。だからといって、いつも楽しんで書いているはずもなく、苦しみも多いのが実際の所でもある。

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