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哀しみは止まらず

 愛犬の弥七君が死んで三日が経つが、哀しみがボディーブローのように溢れている。戌年に私が作った年賀状の余りを、遺影にすることにした。今日か明日辺りに写真立てを購入しようと考えている。お袋も私も気丈に振る舞ってはいるが、家の中にいると、どうしても空気が重くなる。今日は皆既日食が起きる日だと聞いたが、そんなのどうでもよくなった。昨日書いたblogのその後でも綴ろうか。

 弥七が息を引き取ってまもなく、死後硬直が起き出した。バスタオルに巻いて、車で動物病院に行き、先生に死亡を確認してもらった。その足で火葬場へと向かった。動物専門の火葬場の方がすぐに手配してくれた。火が点く音がし、休憩室で私と母親は待つことにした。煙突の先を見つめながら、何とも言えない気持ちで、タバコを吸っていた。

 四十分ぐら経った頃、呼ばれたので行ってみると、弥七の骨があった。この姿だけは観たくはなかった。母と私で足の骨を骨壺に入れ、あとは火葬場の方がお座りしているように順番に骨を納めてくれた。礼を言って家路につく途中で涙があふれ出した。なんとか家に着くと、私はバスタオルで顔を覆って号泣した。母も泣いていた。お骨を仏間に持って行って、経を唱えた。母は泣きながら唱えていた。なんとかそれで一区切りついた。

 弥七に万が一のことがあった場合のために500円玉貯金していたが、まさかこんなに早く使うことになるとは思わなかった。そう母と話していると、玄関のチャイムが鳴った。母が出たのだが、動物病院の先生が、午後の診療が始まるまでの間に、花束を持ってきて下さったのだった。ありがたいことこの上ない。早速、花瓶に入れ、弥七のお骨が入っている骨壺の横に置かせていただいた。

 今頃弥七は、天国で父と遊んでいることだろう。それにしても、家族を失う哀しみが胸を締め付ける。

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