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ペンタゴン潜入!?

 十数年前にアメリカのワシントンD.C.に行った時、三十日以上に渡る旅で、唯一、小雨が降った日があった。その日は地下鉄に乗って、国立アーリントン墓地を見に行くことにした。入ってまもなく、JFKとジャクリーヌの墓があり、小さな灯がともっていた。その後左回りに墓地を回ろうかと歩き始めた。

 地図を渡されたが、私が見るはずもない。墓地を眺めていると白い四角い石が整然と並べられている。縦横斜め、どっから観ても均等に並べられているのである。日本の古いお墓に比べて、不思議と不気味な感じはしなかった。タバコを吸いながらトコトコ歩いた。

 墓地の景観がどっから観ても同じだということに飽きてきた私は、『無名戦士の墓』というポイントに向かった。しかしである、私が行き着いた先は壁で行き止まりであった。ここで初めて地図を見るのだが、完璧に道に迷ってしまった。しかたがないので、壁の向こうを観ると、ジョギングしているおっさんがいる。私は塀を乗り越えて、この中からでも行けるだろうと、トボトボ歩いた。誰かに道を聞こうと思っても、さっきのおっさんも含めて誰もいない。そこがペンタゴンの敷地であることは解ってはいたが、誰にもなんにも言われなかった。適当なところで再び壁を乗り越え、しばらく行くと、路があったので、道なりに進むと目的地に着いた。

 今考えると、9.11以降にペンタゴンの敷地にに不法進入していたら、射殺されていたかもしれない。でも、アーリントン国立墓地で迷う人は私以外にも多いのではないか。それほど墓石が規則正しく並んでいるのだ。墓に罪はないが、並べ方には問題がある。

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