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箱根の湯

 いつの頃だったか忘れたが、大学時代のことだと記憶している。免許を取り立ての友人が、兄貴の車を借りて、温泉に行こうと誘ってくれた。車に乗り、危なっかしかったりという思いもしたが、僕は黙って運転の基本などで、実用性があるものを教えてあげた。

 やがて車は箱根旧道を通り、暫くして温泉場に着いた。施設も整ったところだな、というのが第一感であった。当時は入浴料だけで五、六百円くらいだった。風呂に入ると、大人げなく友人と水の掛け合いに興じていた。周りの人の迷惑にならないように遠慮しながら掛け合ってていたのだが、ガキの遊びみたいなのが気に入った。

 その後、彼は防衛大学の幹部候補生として日本全国を駆け巡ることとなる。

 以来、家族で時々行ってていたのだが、親父と一緒に風呂に入るのが喜びとなった。湯上がりに必ず将棋をを差す。ある時、お袋が、女湯にモデルの子がいたよとくれたが教えてくれたが、勝負に夢中になっている私には関係ない。「そう」と言いながら、どこに角を打ち込むかで考えていた。

 結局、それが決め手となって、私は圧勝した。美人というものは、眺めたりない華のごとし。いるだけでいい。私が女性に求めるのは、良妻賢母たることでもある。

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