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サグラダ・ファミリア

 先週、バルセロナの街中からちょっと外れた位置にある広場のユースでの顛末を書いた。今日はその続きを書こうと思う。私は、広場の一角にある店で、ビールを飲みながら、どこに行くかを考えていた。ガイドブックをパラパラめくると、市街地の地図と、観光名所が載っていた。読んでいるうちに気がついた。『そうか、バルセロナといえばガウディしかないだろ』と。しかし、ガウディの造ったものが多すぎて、町中に散らばっている。タクシーに乗る気はないし、サグラダ・ファミリア一本に絞った。

 地下鉄の通っている街路は賑やかだった。体を白く塗っているスタントマンがいたり、大道芸人がいたりで飽きなかった。治安もマドリッドよりいい。市街地の中心に着くと、右に右に歩いた記憶がある。まもなくサグラダ・ファミリアが見えてきて、通りがかりの人に写真を撮ってもらった。そしていざ中へと入る。

 きょろきょろと、いろんなものを見物しているうちに、あの、正面の四本の塔の一つに、(多分左から二番目だったと思うが)登れることが解った。エレベーターもあったが混んでいたので、自分の足で登ることにした。螺旋階段が延々と続く。時折休憩を取ったり、降りてくる人とすれ違ったりしているうちに、塔の真ん中辺の渡り廊下に出ることが出来た。汗だくになっていたので、吹き抜ける風が心地よかった。眺めも良く、やはりそこでも記念撮影。その頃にはビールも抜けていた。

 再び螺旋階段を登っていったが、だんだんと階段の幅が狭くなってきた。どこまで続くんだと息を切らしていたら行き止まり。何やってるんだ、俺、と思いながら下に降りた。ペットボトルの水を買い、教会の裏に回った。見事な石の彫刻のレリーフを観ながら、水を飲んで休憩していた。すると、多分日本人だろう若い女性の二人組がこっちを観ている。話しかけようかとも思ったが、面倒なので止めた。

 それにしても、サグラダ・ファミリア聖堂は、完成までにあと数百年掛かるらしい。私の生きている間に、完成したものを観られないことは残念だが、のんびりした工事というのも趣があってよい。その日はその後、港に行ったが、広いだけで何もなかった。

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