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阿修羅展と日本人の美意識

 もう、二日前の事になるが、上野に阿修羅展を見に行った。ネットで調べると、余り行く価値のないような気がしたが、母が行きたいと言うので行った。私は、阿修羅展の情報を、やはりネットから調べていたので、行くのなら早めの時期に行きたかった。

 肝心の阿修羅展、開館の四十分前に並んでも、同じくらい待たされた。たいした価値もなさそうなというか、そういう品々が置かれており、がっかりしながら阿修羅像のコーナーに着いた。人の渦が出来、スリに気をつけながら、遠目に一周した。客増はおばちゃん、おっちゃん、ギャルがほとんどであった。何であんなに阿修羅像に引きつけられるのだろうかと不思議に思った。TVのせいだけではあるまい。

 同じ興福寺の仏像なら、運慶の彫った無奢菩薩立像・世観菩薩立像の方が遙かにいい。私に言わせるなら、阿修羅展など開くよりも、この二体に会いに、奈良を訪れる方がましだ。今回の阿修羅像には、何の感覚も作用しなかった。並ぶだけ無駄であった。四天王像も、奈良なの東大寺の戒壇院のものの方が優れている。

 一言で言えば、極端な話、魅力がなかったわけだし、何で、阿修羅ごときに二時間も待つ人がいるのか不思議だった。というよりも、昔、『雪舟展』や『唐招提寺展』に行った頃は、混んではいても、あれほどではなかった。人々が仏教に関心を持つのはいいことなのだろうが、そこまで深く考えている人がいるのか疑問に思った。これは、僕の美意識が狂ってからだとは思わない。日本人の美意識が狂っているのだ。・・・大体、入館料が高すぎる。一般1500円というわりには、しらけきった内容だった。

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