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塾講師としてのやりがい

 出来ない子を教える。これも塾講師として大切なことだ。その裏には中学生になっても(思春期になっても)伸びない子を見捨ててきた影がある。もちろん時間は平等に使うのだが、やる気のある子と無い子の差は、私がいない時に、いかに時間を有効活用できるかにもかかっていた。後は好奇心の問題だ。

 好奇心という点から観ると、むしろ私は小学生の可能性に期待していた。もちろん中学生にも期待していたのだが、伸びしろを期待したのである。伸びる子とそうでない子は、小学生の場合、『なんで?』『なんで?』という様な質問をしてくる子の方が圧倒的に伸びる。だkら、時々、自分で調べなさいとも言ったし、学校の先生の器を探るような真似もした。私の授業は、何より好奇心重視だったので、出来るだけ自分で考えさせるようにした。

 そんな中で、分数の約分計算の時には、二年連続で別々の子が90点以上をたたき出したので、少し調子に乗っていた。私は嬉しくて仕方がなかった。最高級の賛辞を送っただけだが、何を言ったかはよくは覚えてはいない。「調子に乗るな」って言ったのかな?

 点数至上主義とかいろんな考え方があるが、私は生徒との触れあいを大切にしてきた。だから、小学校五年生の子を、通常授業の一時間前に呼び出したりしていた。ただ働きなのできつかった記憶もあるが、やんちゃなその子が、約束通りの時間にその子が来てくれたときの感激は忘れられない。その時のやりとり、

私:「宿題やってこなかったから来週は一時間前に来い」

生徒:「そんなのいやだよー」

私:「馬鹿野郎!俺の方がもっと嫌だ。ただ働きだし、期待してなきゃ、こんな事するかよ」

 上のようなやりとりだったと思う。と、そういえば彼らも大学生になるのか。無機的な人間にだけはなっていないことを望む。

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