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月命日

 今日で父上の八ヶ月目の月命日である。墓参りに行きたいが、現在、雨がしとしとと降っている。多分、雨が上がった日にでも、母上と行くことになるのだろう。それにしてもずいぶんと時が経った。遅いようで早くもあり、早いようで遅くもあった。母とはお互いに励まし合いながら生きてきた。現在、母の心も大分安定してきた。

 母の心が安定するとは、父の生き様であるなり死を受け入れることが出来たということでもある。しかし母の夢の中には亡き父上がしょっちゅう出てくるらしい。私の夢の枕元には父が出てくることは、ほとんど無い。夢であえるなら、酒でも酌み交わしたい気分だ。

 母に言わせると、父は亡くなる数時間ぐらい前に、30分位天井を見上げていたそうである。在りし日の思い出が頭の中をよぎったのだろうか。目をつむった瞬間に私が処置室の戸を開けて入ってきたので、もう一度目を開けたそうである。その日、私は、興奮からか二時間しか眠れず、急いで病院に行き、そのおかげで臨終に間に合った。弟夫妻もぎりぎり間に合った。私が父の左手を握り、弟が父の右手を握っている中で、父の心臓は停止した。後から親戚のおばさんも来てくださったが、不思議なことに、普段は涙もろい僕が泣かなかった。

 人とは不思議な物で、ある一定現の哀しみも、度を過ぎると涙を忘れるらしい。自分のことより、不眠不休で看病したお袋の方が心配だった。父には男の死に様を教わった気がする。

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