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生老病死

 昨日、母が実家から帰ってくると言うので、新幹線の最寄り駅まで迎えに行った。早く着きすぎて、一時間ほど待ったが、無事に再会することが出来た。この数日間で、母のいるありがたみが、嫌というほど解った。一軒の家に独りで生活することの暗さが嫌だった。それを慰めてくれたのは愛犬の弥七君でもあった。

 駐車場を出て、家路につくと、急に母が泣き出した。何となく予想が付いたので、私ももらい泣きしそうになったが、必死にこらえた。老いて病と闘う祖父と祖母の生活を観て、耐え難い気持ちになったのだろう。しかし、母は「じいちゃんはボケてなんかいない。何でも解ってる」と言った。そうして、「じいちゃんとばあちゃんを引き取って、面倒を観てあげようか」とまで言っていた。その場合、母の弟に当たる長男のおじさんとも、妹に当たる次女のおばさんとも話し会わなければならない。私には全く異存のない話である。まだ私と弟が幼かったときに、母が半年ほど入院した。そのとき面倒を見てもらったのが、他ならぬ祖父と祖母だったのである。命の恩人みたいなものだ。あのときの恩を、今、返せるのなら、返したい。

 今回帰省した母は、親戚のおじさんとも話し合ったらしい。親戚のおじさんは温厚な方である。その叔父さんが祖母の祖父に対する態度で、ぶち切れたらしい。後日、母も同じような理由で祖母に説教したらしい。しかし、六日間の帰省で、母が料理を作ったらしいのだが、最後の方は、弱気だった祖父も喜んでくれたとのこと。うちに来るかどうかはともかく、これからも、ちょくちょく帰省してあげた方がいいと感じた。私個人は、話を聞く限り、仏教で言う生老病死とはこんな事かもしれないなと、複雑な胸の内だった。

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