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百万人に一人の恋人

 アマゾンで購入した、Utadaの『This Is The One(これよ!)』を聞いている。前作の『Exodus 04』よりは格段によくなった印象を受けた。最初は歌詞カードを見ながら、そして音楽だけを聴いた。今も聞いているが、音の面で印象的なフレーズがなかったのが残念だ。例えば、スティングの『Russians』やビートルズの『ミッシェル』などは、メロディを聴くと、歌詞にたいした意味もないのに自然と懐かしくなる。そういうフレーズを見つけられなかった。歌詞は確かに凝っているし、いい物だと思う。恋愛や過去の事を歌っている曲が目立った。払拭してほしい。

 というよりも、僕が興味を持ったのは、収録曲の中のメインである『Come Back To Me』の中の歌詞で、失った恋人に対するメッセージか、「貴方は百万人に一人の人だから、(私の元へ)返ってきて」というフレーズ。百万人に一人の異性と言い切れる度胸もすごいが、実際、私たちが一生のうちに、そんな出会いをしているのかと考えさせられた。地球上の人間が60億いたとしても、出会う人はごく一部である。だからこそ、大切な出会いを忘れたくはない。私は三十代だが、四十代で結婚に悩んでいる方などは、地球上の半分は女性と、割り切った方が気が楽になるだろう。そうしなければ疲れてしまう。

 別の曲で、「昔はヴァージンだったけれど、今はそうではない」というようなフレーズが出てくるが、耳が痛い。贖罪が行き過ぎている気がするからだ。年をとる程に、人間なんてきれいではいられなくなる。大切なのは『これから』である。複雑な気持ちでCDを聞いている。

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