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メリークリスマス

 『メリークリスマス』と言っても、私には無関係である。一丁向かいの電飾の家を観たり、三軒隣りの犬が吠えるのを聞くだけである。でも、こんな私でさえ、小学校の低学年までサンタさんがいると信じていた。我が家のサンタさんは、お菓子だらけの靴を置いてくれていた。

 まもなく、それが両親の手による物だとは気が付いたが、それでも嬉しかった。そして、サンタさんはいると思うことにした。近所のガキ大将にナメられたら、即座に喧嘩になっていた。・・・夢がない。サンタクロースぐらい、子供が信じてもいいではないか。

 その昔、母方の実家にいたとき、クリスマスに「いい子にしているとサンタさんからのプレゼントがあるんだよな」と弟と二人で話していた。純粋な気持ちである。しかし、めざとい祖母の耳に入ってしまい、祖父が、遅くまでやっているお菓子屋に軽トラでダッシュしたらしい。おかげで、僕も弟も、次の日に喜ぶことになるのだが、経緯などまるで解っていなかった。ただただ、祖父母の愛情を感じるだけだった。感謝している。

 三十路を過ぎたこの歳になると、サンタさんに期待する物など無い。欲しけりゃ自分で手に入れるしかないからだ。そんな大人になってしまったことを、半分後悔するが、やむを得まい。俺だって本当は諍いのない人生を過ごしたかった。

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