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何でも解っている

 いつ頃気が付いたのかは解らないが、我が家の愛犬の弥七君(ミニダックス、♂、満十歳)も、父が他界したことを受け止めているみたいである。ここのところ少し元気がなく、おとなしい。仏間は弥七君が入ってはならない部屋なので、ドア越しにこちらを見つめている。

 弥七君は言葉はしゃべれないが解る、と以前書いた。何でも解っているのだ。でも、どちらかというと、言葉というより、雰囲気で察しているみたいだ。家を留守にするときも、以前だったら粗相をしていたのに、しなくなった。黙って家を守ってくれている。感謝。

 しかし、食べ物が関わるとガラリと態度が一変する。お供えに焼き鳥の一部を置いて、隅の方で私がモグモグやっていると、部屋の入っては行けないラインを半分だけ超えてこっちを観る。「僕にはくれないの?」という目をする。結局いくつか残しておき、最後にまとめてやるのだが、そのガッつき方が尋常ではない。ただただ驚く。

 弥七君は十歳だけれど、食に対する意欲には並々ならぬものがある。多分長生きするだろうな、と感じてはいるが、所詮、生き物なんて死と裏腹。いつ「その時」が来ても受け止め、しょっていかねばならない。

 さてと。明日は早いし、線香を上げて寝るとするか。

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