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東大の英語の入試問題について

 以前、アメリカを旅したときにワシントンDCのインターナショナルユースに泊まった。アメリカでは個人で経営しているユースも多く、ユースの会員証を提示しなくても泊まれるところが多かったが、そこは違った。さすがに設備もしっかりしていて、みんながくつろげる部屋には、TVやチェスボードがあった。その時の話。

 私は将棋はやるがチェスはまずしない。なので、対局を眺めていたのだが、決着が付くと、東洋人らしい勝者が、私に日本語で話しかけてきた。何でも、日本での高校受験に失敗して、ツテを頼りに、アメリカに渡ったらしい。最初の半年は、英語が分からずにノイローゼになったけれど、それを過ぎたらなじめたそうだ。短い時間でいろんな話をしたが、彼が東大の入試の英語の問題について、「仲間と見たけれど、四択とかの場合、答が一つじゃない・・・つまり、正解じゃない言い方もする」と語った。私は、そんなものなのかなと思ったけれど、彼の話す日本語が崩れていたので、少し疑った。

 そして、日本に帰国した後に、帰国子女で英語が堪能な友達にこの話をしてみた。すると、彼は断固として言った。「確かに、英語は言葉だから、時代と共に変遷する面はある。でも、訛りとかとは関係なく、ちゃんとした文法というのはあって、それに基づいた英語というのが絶対に正しいんだ。だから、東大の問題は間違ってはいない」

 東大とか大学とかどうこういう話ではなく、言葉とか文化って不思議だなと考えさせられた話である。

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