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ギダの兄貴

 軽々しく、『ギダの兄貴』などと呼んでいるが、先輩である。大学で、研究室以前からの付き合いである。『ギダの兄貴』は大学のすぐ側の独身寮に住んではいたが、いっつも女を連れ込んでいた。いつか「泊めてください」と言いに行ったら、「これから肝心なとこなんだ。悪い」と断られたこともある。恐縮して他を当たったが。

 何も無いときは、気軽に泊めてくれた。部屋を空ける際も、「ここにエロ本があるから好きなようにしていいぞ」とも言われた。何もするわけ無いのだが、おかしくて笑った記憶がある。男同士でも、そこまでオープンな間柄というのは珍しいのだ。

 『ギダの兄貴』は、馬鹿話も得意だった。当時バイトしていた、六本木かどこかのクラブで、プリンスが鳴っていたそうである。ウエイターをやっていたらしいのだが、あるフレーズが来ると、従業員みんな、顔を正面に向けたまま、頭の右側で『パパン、パパン』と手拍子を打ったそうだ。「怪しいですねぇ」と言った記憶がある。

 そんな『兄貴』がバイトしている店には、外人のバイトも多かったようだ。いつか、バイトの奴が皿をひっくり返してしまったらしい。当然、客からも上からも文句が来るのだが、その外人は『兄貴』の前で、「SHIT!!」と連呼していたそうである。・・・自分のミスなのに「SHIT!!」も無い。逆ギレみたいなものだ。

 『兄貴』は文系就職志望だったが、全部、一次で落ちた。仕方なく、学校推薦枠で、ある出版社に行ったとのこと。その時も面接では、「いやぁ?全部最終(面接)までは行ったんですけど」とカマしたらしい。その後、結婚されたと聞いたがお元気だろうか。

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