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のんびりとした花見

 昔の日本の花見と言えば「梅の花」を鑑賞していたそうであるが、現代は「桜の花」である。桜の花は散り際が美しいと感じていた私は、昨日が晴れだと知って、今がチャンスと、出かけることにした。普段は愛犬の弥七君を連れて車で行く公園なのだが、のんびり酒が飲みたかったので、電車とバスで出かけることにした。弁当を持って。

 友達とも集まって花見をしたことがある公園だったが、呑みながら花見をするのは三回目である。平日の午前中ということもあって、桜が満開の公園は人がまばらだった。花見をしている人よりも、写真を撮っている方が多い。私は桜の咲いている丘の上にゴザを敷き、360°桜の花が見えるところに陣取った。空は快晴、多少の風が出ており、薄ら寒かったが、最高の花見日和でもあった。

 弁当をつまみ、ビールをひっかけながら、ぼんやり観ていた。花片がひらひらと散る中、歌でも詠みたい気分だったが、桜が見事すぎて、そういう感情を通り越してしまった。僕は、「もののあはれ」の原点は「ひさかたの」の桜の散り際にあると考える。そこから、「いろは歌」に行って、「平家」に行って、「芭蕉」に繋がる気がする。

 ゴザに横になっていたら少し眠ってしまった。「上司がそうだと、部下なんて成り立つわけ無いだろ」という訳のわからない寝言と共に目覚めた。どこから出てきたのかは解らない。下を見ると人が増えている。時計を観ると正午過ぎ。潮時だと思った私は、今年の桜に別れを告げて、家路へと向かった。

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