« 激しき戦い その2 | トップページ | 行きつけの鍼灸院 »

浮き世のルール

 ある地域を旅したときに、昔の水軍の資料館を訪問したことがある。いろんな宝物が展示されていたのだが、それ程、心惹かれるものはなかった。そんな中、家系図があったので、じっくりと見てみたら、必ずしも長男が継いでいるわけでもなく、何回も養子縁組をしてまで、家系を絶やさぬように苦心してきた歴史が感じられた。

 一昨日、友人の中の一人が語っていたのだが、自分の家の家系図を何代にも渡って調べたところ、悪い行いをした先祖の子孫というのは、必ず何か悪いことが起きて、滅びていたそうである。この話を聞いて、僕は、因縁とか因果とか盛者必衰とかいうことを考えたりもしたが、自分の行いが子孫にまで影響することの怖さを知った。だから、人というのは、正しい行いの基に生きなければならないのだろう。

 私には、昔、「正しい行いとはいったい何なのだろうか?」と悩んでいた時期がある。仏教で言えば八正道(正しく見て、正しく聞いて・・・)ということになるのだろうが、これだけでは「正しい」ということの定義が解らない。さんざん考えた挙げ句に、「因果というものを真剣に考え、後の世に対して、現在の自分が悪い種(行い)をまかぬ事」だと信じることにした。少し逆説的な表現だが、「正しい」ということは解りにくくても、自分が「悪い」と思うことは認識しやすい。それは、道徳観に基づいた、「後ろめたさ」により生じるからだ。

 とは言っても、人間のあらゆる行為には、必ず矛盾している面がある。そう考えると、節度の問題なのかもしれない。また、人によって道徳観が異なる以上、人間なんて信じることぐらいしかできないのかもしれない。

|

« 激しき戦い その2 | トップページ | 行きつけの鍼灸院 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521582/54006386

この記事へのトラックバック一覧です: 浮き世のルール:

« 激しき戦い その2 | トップページ | 行きつけの鍼灸院 »