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化け物のような舌

 一月に大学時代の友人達と新年会をした時に、仕事の都合で来られなくなってしまった友人がいた。後日、報告を兼ねて、電話をしたら、「四月くらいに集まらないか?」という提案があった。異論はなかったので、他の友人にも打診したところ、皆、賛成だった。多分、中間報告みたいな形になるのだろうが、小説が思うように進んでいない私は、それまでに調子を戻して、メドだけでも付けておきたい。今回も、私が幹事ということで、メールで連絡を回し、都合はついたのだが、草加駅前の飲食店「Katsu」の店長だけが未定である。

 飲食業にとって、四月は送歓迎会のシーズンで、多忙らしい。そんな中で、彼と携帯で連絡を取ったら、面白いことを言っていた。「前の店やめて、うちでやらないか?飯もあんまり旨くなかったし」・・・その提案もいいのだが、私が驚いたのは、職業柄か、常に味をチェックしている彼の味覚である。味に音痴な私は、いつもの店も「悪くはない」と思っていたのだ。確かに彼の作る料理は絶品だから、説得力がありすぎる。・・・なんでも、子供の頃から、旨い料理を食ってきたらしいし、記憶力抜群の彼のこと、舌が味を覚えているのだろう。・・・たしか、彼が前にやっていたお店では、某一流ホテルの料理長の方が、時々食べに来られていた。黙々と食べておられたが、何か感じる所があったのだろう。友人の腕に感心すると共に、すごく名誉なことなのだろうな、と思った。私には、味の凄さなどは判らないが。

 本当に旨いものを食べたことのない料理人には、旨いものを作れるはずがない。いい料理人に欠かせない、味に対する敏感さというか、化け物のような舌にも驚きを隠せない。

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