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僕等が失ったもの

 僕達、日本人は、戦後G.H.Q(アメリカ)によって憲法を主導され、戦前の日本の主要基地は、全てアメリカに抑えられという中でやって来た。文句を言う方もおられるかも知れないが、これは事実である。そんな中で、日本という国はどこに向かおうとしたのであろうか?

 多くの文章や話に耳を傾けるほどに、戦後の貧しい日本は、豊かになろうと努力したと伺える。この時点では、まだ良かったのかも知れない。私はアメリカの主たる文化とは「増長した物質文化と、パイオニア精神だと思っている」・・・一言では言い切れないが。

 やがて、日本は経済的に成熟した国となるが、全く文化がついてこなかった。皇族が女性週刊誌で捉えられ、地方のお寺は壊滅状態。・・・僕には「国家神道」の話をする気もないし、右も左もない。ただ、文化の最前提にあるのは「宗教」であり「道徳」だとは考えている。

 そういう意味でも、日本の宗教は聖徳太子の頃から「神仏習合」であった。私の祖父母の家にも仏壇と神棚はある。そういう伝統が、都市化の中で、失われていった。つまり、畏れ敬うべき対象がないままに僕等は育ったのだ。また、「道徳」としても、「武士道」のような恥の概念が崩れていった。これでは教育が目茶苦茶になっても仕方がない。

 アメリカ的な「物質文化」の中で、僕達は、「欲望」に流されるままに流され、いつしか、「(人間としての)誇り高き気高さ」を失った気がする。・・・現在の我々には、憲法を決めることはおろか、自分のアイデンティティさえ求められなくなったと、街で感じる。

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