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模試を振り返ってみて

 私は宅浪だったが、模試だけは真面目に受けていた。それは、故数学塾の恩師の言葉を聞いたからでもあった。私が予備校に通うと、遊びすぎてしまうし、第一、訳の分からない講師に教えられるのも嫌だった。だから、自分で計画表を作ってこなした。予備校の講師の大概が、その道の一線から外れている話も、大学に入ってからはたくさん聞いた。パチンコで五万負けたのを自慢にしている馬鹿もいて、『こいつに教えられる奴らはかわいそうだ』とも思った。だから、私は、自分が遊んでいる間は人を教える気にはなれなかった。バイトも肉体労働からやってみた。宅急便の仕分けである。給料日に免許も持っていなかった私は、学生証を見せた。・・・それから、周りとの関係が難しくなった。悩んだ挙げ句に行くことをやめたが、僕の気遣いが足りなかったのかも知れない。

 さて、模試についてであるが、数学はいつも良かった。それに伴い、思い出すのが、勉強をしていないのに、何故か「国語」が良かった。難しい問題になればなるほど、良くなった。中・高の英才教育もあったからかも知れないが、模試の問題はそれ程ぬるくはない。・・・思うに、あの頃は、片思い(か両思いの中でのしがらみ)でも、恋をしていたから点数が上がったのだと思う。まあ、通常授業で小林秀雄を読ませるのもどうかと思うが・・・。

 小林秀雄の文章など、数学で言う高度なロジックに過ぎない。けれど、あの人の残したものは大きい。鎌倉のなじみの古本屋に行くと、「小林秀雄は人気があるからなあ」と言う。しかし、私が読解まで10年費やしたものが、それ程軽いとは思われない。

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