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男がため息をつくな

 表題にある「男がため息をつくな」とは私の親父の言葉である。一家の家長がそんな風だと、家族全員が暗くなってしまうのだ。母が足の骨折で入院していた頃、家に帰ってきた私が「フゥ」とやると、間違いなく言われた。自分が悪いので、直すようには努力したが、ついついため息をついてしまう。

 昨日、今日と、私には辛すぎる事柄が重なった。私の無神経さから出たことでもあったが、もう片方はもっと深刻だった。通風の気があったので、整形外科で薬をもらおうと、車を運転していたら、左前を擦ってしまった(自爆)。・・・考え事をしながら運転をしてはいけないのは解ってはいたが、それどころではなかった。

 「人間五十年」というが、僕は自分のためにそんなに年月はいらない。もしも、神様がいるなら、自分を愛してくれる人のために自分の命を使って欲しい。

 「人間五十年の舞」は『敦盛』である。源平での一ノ谷の戦いの時に、奇襲した源氏の熊谷某が、海に逃げる平家の若い者を呼び止め闘う。・・・しかし、実際に熊谷某が闘ってみると、相手は自分の息子ぐらいの年齢であった・・・それが「平敦盛」である。ためらう熊谷に、「早う斬れ」と言い、熊谷が身分を尋ねると、「腰の笛で解る」と言い、熊谷も、「後勢が来ておりますから」と泣く泣く首を取る。その後、笛から主が「平敦盛」だと知り、まもなく熊谷は出家する。・・・何かの演目でやっていると思うが。

 若すぎる人の死は辛い。それを覚悟する周りも辛い。誰だ?人生八十年なんて言った奴は。残していく方も、残される方も辛いのだ。

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