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脳科学の記事を見て

 しばらく前に、MLBのドーピングについて触れたブログで、「もし、頭が良くなる薬が出来たらどうなるか?」と半分ふざけて書いていたのだが、数日前の朝刊を見て驚いた。いわゆる脳科学という分野で、実際に、知能向上や読心術の技術が開発されつつあるというのだ。そして、それに対し、文部科学省がアンケートを採ったところ、「脳科学の発展は人々を幸福にする」という質問に対し、半分ぐらいの人が賛成。「何らかの歯止めが必要」という意見は56%に留まっていた。

 まず、「読心術」なるものが「犯罪捜査など」以外について使われる場合を考えたら、何とも空恐ろしい世間になってしまう。ろくに街を歩く気分にもなれないし、恋愛なども、さも淡泊なものになってしまうだろう。麻雀もろくに打てやしない。つまり、人が嘘を付くことが出来なくなる。これでは易者などは廃業だろうし、一層、棲みにくい世の中になってしまう。つまり、人間社会には本音と建て前があるから、上手く成り立っている部分もあるのだ。それに、誰にだって人には言えない過去というものを背負っているものだ。反対に、人の心が読めるというのも辛いことだろう。

 一方の「知能向上」などが実施されたら、どうなるか?単に試験でいい点が取れるのが嬉しいなどと考えていると痛い目に遭う。私は多分、自分から死を選ぶ人が激増すると思う。いいことばかりを期待していても、反動は必ずある。たしかゲーテの言葉だったと思うが、「より多くの哀しみを知るものほど、より多くの喜びを知る」というようなのがあった。つまり、深く険しい谷に落ちても、はい上がる実力がなければ、哀しみが増えるだけだろう。

 大体、脳科学にしろ、遺伝子工学にしろ、人間が足を踏み入れてはならない、神の領域なのではないか?研究成果を論文にして、学会で発表した後に、「これを利用するのは妥当ではない」などという輩が増えすぎている。・・・それならば、最初から手を出すべきではない。

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