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PISA(学習到達度調査)について

 3回目の国際的な学習到達度調査(PISA)の結果が出た。57カ国、15歳が対象で、「読解力」「科学的リテラシー」「数学的リテラシー」の三種類の、主に応用力を問われる問題の解答結果によって点数が付き、順位が発表される。日本はそれぞれ15位、6位、10位となり、1回目以降順位を落とし続けている。順位のグラフを見ると、フィンランドや韓国が好成績の中、フランス、ドイツ、イギリスなどの先進国の順位が低いのも特徴的である。15歳以降の高等教育に於いては、それぞれの国にそれぞれのカリキュラムがあるから、一概には言えないが、日本の学習システムから考えると問題かも知れない。 また、問題の難易度もlv1~lv6まであり、高い順位の国ほど、低レベルの問題の取りこぼしが少ないのも特徴である。日本のデータを観てみると、結構取りこぼしており、格差社会が広がると、この傾向はもっと顕著になるかも知れない。対策の教育課題としては、下をフォローしつつ上にも対応しなくてはならないのだから、全体的に、どういうシステム、教育をするのかは、議論の的になりそうだ。

 また、実際に「科学的リテラシー」の問題を観てみたが、問題を見て、そこから解答をダイレクトに導くやり方では、高レベルの問題には対応できない傾向にある。普段からのバックグラウンドとなる知識が無ければ応えられない仕組みになっている。

 私が塾の現場にいた頃も、円周角の問題を分度器で測ったり、地軸が傾いている事を知らないなどと、様々なケースがあった。前者は論外としても、後者はつまり、春夏秋冬が何故あるのかが解っていないことになる・・・学区でトップの公立高校に進学した生徒の話である。

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