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現国が苦手なら

 三者面談で、母親が「うちの子供は現代国語が苦手なんです。どうしたらいいでしょうか?」と質問されたのに対し、ある教師が「恋をしなさい」と答えたという。これほど見事なアドバイスは無いのではないだろうか。恋といっても別に片思いでもかまわないのである。

 若い頃の恋というものは美しいが儚さを伴う。いつ、どんな別れが来ても不思議ではないのだから。お互いに未熟でケンカを引きずったりもする。スタンダールの「恋愛論」にあるような、極度に相手を美化して膨らませてしまうような、結晶化作用もおこしがちだ。そんな中で悩みながら成長していく。風呂の温度と一緒で、熱すぎず、ぬるすぎず、の状態でなければ長続きしない。当然、疲れる。疲れるけれど楽しいといった具合だ。

 ではなぜ「恋」と「現代国語」が結びつくのか?普通の人間ならば、上記のような恋をしている中で、いろんな壁にぶち当たり、悩む。葛藤を続けるうちに自分で日記を付けたりして、気持ちを軽くすることもある。とにかく、相手の気持ちを考え、自分がどうあるべきか考え続ける。・・・この、「考え続ける」ということが、本人の心を耕し、豊かにしてゆく原動力となる。思いやりや、やさしさにも気が付く。我慢強くもなる。成長した心は、同じ文章を読んでも、以前とは異なる様に受け止めるようになる。必然的に試験の点数も上がるというわけだ。

 もちろん、溺れてしまうと自分を見失うことは言うまでもない。

 

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