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不殺生戒について

 仏教の十善戒の初っぱなに「不殺生」とある。モーセの十戒にも「汝、人を殺すなかれ」とある。モーセの十戒の方が人間的であるので深くは語らないが、仏教の十善戒とモーセの十戒にはよく似た戒めが多い。

 仏教で言う「不殺生」をなさぬ為に、野菜などを食うと聞くが、これは現代では成り立つことなのか?究極、水の中にもバクテリアなどがおり、飲めないことになってしまう。重要なのはそういう精神であることなのだが、どうもしっくりこない。

 人間は弱肉強食、食物連鎖の中で、自分達よりも弱いものを殺し、食べ、生き延びている。「これは弱いものいじめなのではないか」などと言いだしたら餓死するしかない。静かに感謝して、その命の分まで何かをせねばならぬ。

 しかしながら、ここのところ、TVのチャンネルをひねると、どう考えても食べ物を無駄にしたり、それで笑いを取っている番組が多すぎる。全てがそうだとは言えないし、よりおいしく食べることに異論はない。しかし、犠牲になった食物に対して失礼な振る舞いは、納得がいかない。ある人が、戦後のスーパーマーケットを観て、「こんな時代が続くはずがない」と書いてあったが、同感だ。奢るものも久しからず、もう少し謙虚になるべきではないのか?

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