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ゴッドファーザー

 私が好きな映画の中に「ゴッドファーザー」がある。演技について、詳しくは判らないが、ゴッドファーザーⅠの初っぱなに出てくる、初代ゴッドファーザーを演じている俳優(マーロン・ブランド)も、故丹波哲郎氏のように全く台詞を覚えない役者だったと聞いたことがある。それでいて、後で自分の演技を観たときに自分の演技の甘さに苦しんだらしい。

 ゴッドファーザーⅠ・Ⅱ・Ⅲ共に好きなのだが、Ⅰはエンディングが見事だ。同時に子供の洗礼式か何かの時に、神に誓うのだが、それがことごとく後々の作品の悲劇への伏線になっているところも素晴らしい。Ⅱは激しく展開が変わるのだが、若き日のドン・コルリオーネ(初代・デ・ニーロ)の成り上がる物語と並行して、二代目のドン・コルリオーネ(アル・パチーノ)の駆け引きの描き方が面白い。複雑な面もあるが、二代目が力量を試され、マフィアとしてどのように凌いでいくかがよく解る。印象に残っているシーンは、夜行の列車の中で、薬を飲むシーンだ。あれで緊張感が余計に引き締まる。エンディングも切なすぎる。

 Ⅲについては私は余り認めてはいない。けばけばしいイメージだが、あれで一つの結論が出る。ファミリーのためにと、命がけでやって来た老年のマフィアのドンが、愛してやまない娘を殺されることは悲しすぎる。エンディングの朽ち果てた老人は孤独を物語る。これがこの作品の結論ならば空しさを覚える・・・ところで、Ⅲでドン・コルリオーネが糖尿病の弱みを見せ、懺悔する。あのシーンはそのまま観てもよいのだが、私には懺悔と同時に、復讐のために、バチカンへのコネクションを手にしようとしている気がするのだが、勘違いだろうか?

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