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モグラじゃねーぞ

05032308_52_43_1愛犬「弥七君」(ミニダックス、♂、満九歳)が我が家にきた頃、なかなか芸を覚えなかった。「お手」「おかわり」を覚えたので「伏せ」を覚えさそうとしたのだが、どうやら、意味もなく「伏せ」をするのは自尊心が傷つくのか、なかなかしなかった。そんな弥七君であるが、しっぽと後ろ足で立ち上がる芸は一日で覚えた。「何か頂戴」などという時は自分からこの格好をする。弥七君にとっても、これはいい意思表示になって、使える、と考えたのか、特に食事の時など、この格好を、しょっちゅうする。一日に、朝と夕方の二回ほど乾燥ドッグフード以外の餌(我が家では「おいしんぼ」と呼んでいる)を食べさせているのだが、時間が近づくと、後ろ足と尻尾で立ち上がり、主に母の方を黙って見つめ続ける。そうして、時間になると「おいしんぼ」をもらえるのであるが、あっという間に食べてしまう。

 また、我々家族の誰かが食事をしているときもやってくる。本当に欲しいときは、やはり、後ろ足と尻尾で立ち上がる。同時に、テーブルの上で誰が何を食べているのか、チェックする。基本的にネギとチョコレートを犬にやってはいけないらしいので、それ以外のものだったら、家族から分けてもらう。それでもなかなかもらえないときは、家族の視線が集まる方にわざわざ行って、立ち上がり、「何か頂戴」という目をする。獣医さんによると、人間の食べ物は味が濃いので、やってはいけないと言われているが、ついついやってしまう。その上、自分のご飯である乾燥ドックフードも一日一杯は必ず平らげる。これでは、太ってしまうのもやむを得ないのだが、弥七君は目の前の食べ物の方が大事みたいで、気にしていない。

 そんな彼だが、体格の割に大きな頭をしているために、首が凝るらしい。いつから始めたのかは覚えていないが、首や腰を揉んでやるのは、私の役割になった。「首を揉め」というときは、のそのそと私の方に歩いてきて、嫌いなはずの「伏せ」をする。コリコリ揉んでやるのだが、私も気が乗らないときは、すぐやめてしまう。すると、鼻で突っつかれる。しょうがないなと、今度は私が加減しながら、本気で揉む。弥七君は気持ちいいけど痛いのか、のけぞって参ったとなる。

 このマッサージも、最初から私に身を預けることはしなかった。最初の頃は痛いのか、かぶりつかれたこともある。でも、弥七君の中で「これはちょっと痛いけれど、なんかコリに効くぞ」ということが、段々解ってきたのか、私が揉んでも、我慢するようになった。ミニダックスの場合、腰がすごく疲れるのか、ものすごく張っている。揉んでやると、時々かぶりつきそうなポーズをしながら、必死でこらえている。

 上述の通り、弥七君はなんでも食べる。空豆を食べたときには驚いたが、意外にも結構、野菜好きみたいなのだ。後は、歯ごたえのいいものも好きな様子。シャクシャクという音をさせて楽しんでいるみたいだ。しかし、家に来てから、長い間、いろんなものを食べたせいか、体重は少しずつだが増えていった。運動不足もあるだろう。しかし弥七君は、運動不足だからかどうかは解らないが、部屋の中を、突然、ダッシュで10周ぐらい走り回ることがある。ストレスの解消も兼ねてやっているのか、私には彼の真意は解らない。

 弥七君はいろんな格好で、くつろぐのだが、寒い日にはホットカーペットの上で「伏せ」をする。その姿を見ていると、とてもミニ・ダックスという気がしない。茶色いモグラが寝そべっているみたいだ。これを書いている現在は、私のベッドの上で横向きに寝そべっているがなんだか鼾をかいている。かわいいものだ。

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